2011年11月09日
コダックE-6自家処理
リバーサルフィルムの自家現像は薬品の数が多いので(4浴式)なかなか手間がかかるがモノクロポジのように重クロム酸化合物のような危険な薬品(苛性ソーダは劇物ですが)使用せずに処理できることが判明。
リバーサルの発色はすばらしいと思う。
最初は下記の現像液で現像してみたところ大失敗。
真っ黒なポジができあがりました。
第一現像 モノクロ用標準現像液 D-76(自家調合)
発色現像 映画用ネガフィルム用ECN-2用現像液(自家調合)・・・VISION3を現像したあまり
考えられる原因
第一現像液にロダンカリまたはロダンソーダがないので抜けが非常に悪い
発色現像液のPHが低すぎる→リン酸Ⅲナトリウムは必須である
E-6の薬品を調べてみて簡単にかつ安く手に入るもので調合してみました。

PENTAX-MX
FA43F1.9 Limited
RDPⅢ期限切れ
E-6代替
第一現像
38℃±0.3℃ 6分20秒
亜硫酸ナトリウム 20g
炭酸カリウム(無水)7g
重炭酸ナトリウム 6g
フェニドン 0.3g
ハイドロキノン3g
ブロムカリ 1.2g
チオシアン酸ナトリウム(ロダンソーダ)0.5g
水酸化ナトリウム(苛性ソーダ) 1.7g
水500mlに溶解
38℃±0.3℃ 6分20秒
水洗(約38℃)2分
反転浴
薬品入手が難しいので蛍光灯下で満遍なく露光を2分で代用・・・スチールのフィルム程度なら十分
発色現像
リン酸Ⅲナトリウム(12水塩)18g
水酸化ナトリウム(苛性ソーダ) 1.5g
亜硫酸ナトリウム 2.3g
ブロムカリ 0.4g
チオシアン酸ナトリウム(ロダンソーダ)0.7g
CD-3 5.5g
38℃±1℃ 6分00秒
水洗(約38℃)2分
漂白
赤血塩 40g
ブロムカリ 10g
水500mlに溶解
35~39℃ 5分
水洗(約38℃)2分
定着
モノクロフィルム用アルカリ定着液
※第一現像、発色現像ともに温度にはかなりうるさいようで2℃低いと色のバランスが崩れました。
リバーサルの発色はすばらしいと思う。
最初は下記の現像液で現像してみたところ大失敗。
真っ黒なポジができあがりました。
第一現像 モノクロ用標準現像液 D-76(自家調合)
発色現像 映画用ネガフィルム用ECN-2用現像液(自家調合)・・・VISION3を現像したあまり
考えられる原因
第一現像液にロダンカリまたはロダンソーダがないので抜けが非常に悪い
発色現像液のPHが低すぎる→リン酸Ⅲナトリウムは必須である
E-6の薬品を調べてみて簡単にかつ安く手に入るもので調合してみました。

PENTAX-MX
FA43F1.9 Limited
RDPⅢ期限切れ
E-6代替
第一現像
38℃±0.3℃ 6分20秒
亜硫酸ナトリウム 20g
炭酸カリウム(無水)7g
重炭酸ナトリウム 6g
フェニドン 0.3g
ハイドロキノン3g
ブロムカリ 1.2g
チオシアン酸ナトリウム(ロダンソーダ)0.5g
水酸化ナトリウム(苛性ソーダ) 1.7g
水500mlに溶解
38℃±0.3℃ 6分20秒
水洗(約38℃)2分
反転浴
薬品入手が難しいので蛍光灯下で満遍なく露光を2分で代用・・・スチールのフィルム程度なら十分
発色現像
リン酸Ⅲナトリウム(12水塩)18g
水酸化ナトリウム(苛性ソーダ) 1.5g
亜硫酸ナトリウム 2.3g
ブロムカリ 0.4g
チオシアン酸ナトリウム(ロダンソーダ)0.7g
CD-3 5.5g
38℃±1℃ 6分00秒
水洗(約38℃)2分
漂白
赤血塩 40g
ブロムカリ 10g
水500mlに溶解
35~39℃ 5分
水洗(約38℃)2分
定着
モノクロフィルム用アルカリ定着液
※第一現像、発色現像ともに温度にはかなりうるさいようで2℃低いと色のバランスが崩れました。
Posted by フリーライドアングラーズ at 15:59│Comments(2)
│撮影機材フィルムカメラ・自家現像
この記事へのコメント
ECN-2を自家処方しているのですね。
今でもそのようか方がおられるとは大変に嬉しく思います。
>第一現像、発色現像ともに温度にはかなりうるさいようで2℃低いと色のバランスが崩れました。
自分の実験では温度よりpHの方が強く影響が出ている感じです。
第一現像は、よう化カリウムを添加する処方の方がカラーバランスが安定する感じです。
>反転浴
現在、地震の影響(という事になっていますが事実は少し違うようです。)
塩化すず(2)が大変に入手しずらなっています。
E4処方で使われているエチレンジアミンを発色現像液中に混入させる方法もあります。
参考にどうぞ。
ttp://16mm.jp/syori/genzo/lab/vnf1c41.htm
今でもそのようか方がおられるとは大変に嬉しく思います。
>第一現像、発色現像ともに温度にはかなりうるさいようで2℃低いと色のバランスが崩れました。
自分の実験では温度よりpHの方が強く影響が出ている感じです。
第一現像は、よう化カリウムを添加する処方の方がカラーバランスが安定する感じです。
>反転浴
現在、地震の影響(という事になっていますが事実は少し違うようです。)
塩化すず(2)が大変に入手しずらなっています。
E4処方で使われているエチレンジアミンを発色現像液中に混入させる方法もあります。
参考にどうぞ。
ttp://16mm.jp/syori/genzo/lab/vnf1c41.htm
Posted by たけぴょん at 2011年11月25日 14:10
貴重な情報ありがとうございます。
同じ処理液で連続2本での結果でしたので温度とばかり思っていましたが、
1本処理したことによってPHが変動している可能性が高いですね。
ブローニーのエクタクロームを2本撮影してきたのでヨウ化カリウムを購入して試してみます。
反転露光も135フィルムやブローニーなら蛍光灯で反転すればいいと思っていたのですが、さすがに50ftフィルムは無理なので大変参考になります。
同じ処理液で連続2本での結果でしたので温度とばかり思っていましたが、
1本処理したことによってPHが変動している可能性が高いですね。
ブローニーのエクタクロームを2本撮影してきたのでヨウ化カリウムを購入して試してみます。
反転露光も135フィルムやブローニーなら蛍光灯で反転すればいいと思っていたのですが、さすがに50ftフィルムは無理なので大変参考になります。
Posted by フリーライドアングラーズ
at 2011年11月28日 13:47

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